厚切りジェイソンさんに学ぶ　"投資か貯金か？"米国株"一択でいいのに…どうしてやらないの？お金を増やす方法考えます！|

こんばんは、不肖ブログ主です。

今日は、厚切りジェイソンさんについて、その主張を紹介するのと著書がベストセラーの理由を考えてみました。

ジェイソンさんはアメリカ株ETFへの積み立て投資を勧めてます。また、IT会社役員を務められる一方で、お笑いの仕事もされているとても多才な方ですね。

その主張はシンプルで「貯金は損。そんな資産があるなら投資すべき。投資の対象はアメリカ株のETF」というものです。アメリカ株の積み立てを20年続ければ、これまでの歴史上マイナスになったことはない、というのがその主張の根拠。勧めている投資信託は、ヴァンガード・トータル・ストック・マーケット（VTI）で、これは全米4000社を時価総額で加重平均したもの。日本でなら、つみたてNISAにも含まれる「楽天VTI」が同じ内容で、これをオススメされてます。

さて、この厚切りジェイソンさんの推奨ですが、この通りの投資をするのは、いいやり方のうちのひとつだと思います。投資の世界に唯一絶対の正解はない（正確に言うと事前には正解は誰にもわからない）ので、成功となる可能性が高く、失敗する可能性は低い堅実で賢明な方法、といえるでしょう。もちろん必ず成功するというわけではありませんが。

ここで、この本がベストセラーになった理由について考えてみました。すぐに思い当たるのは次の２つ。

１．（著者）有名な外国人で「why japanese people！」の持ちネタとも相性がいい

２．（内容）投資先をひとつだけに絞って、それを自信満々に断言してる

やっぱり有名な人から情報発信されると、ちょっと聞いてみようかと思いますよね。さらに発信者が外国人だと、世界の標準と違って日本人が特殊なのかな？と感じやすいかと思います。特に日本人のおかしな特徴をいじるのを持ちネタにしてるジェイソンさんの主張だから、なおさらです。

ただブログ主が興味を持ったのは２番目の方です。アメリカ株ETFを積み立てで買う、という方法自体は珍しいわけではなくて、それが唯一絶対の正解というわけでもないのに、それがいいと断言してる。この断言してるというのが、プロの経済学者や評論家にはできない、投資界の素人ならではの強みではないかと思うのです。プロは正しいことを言う責任があるから、複数の正解の中からひとつの方法だけを推すということをやりにくい。それがいいと断言もしづらい。間違ったことを言わないために、「可能性は非常に高い」みたいな回りくどい言い方をしがちです。でも、素人はそこまで間違いを恐れなくていいので、あくまでも私の意見を言っているだけです、というスタンスでどんどん断言していって良いのではないか、と思いました。そのほうが一般の人に分かりやすいですから。

投資の勉強をしていろいろ分かってくると、理論はこうだけど先のことはやっぱりわからない、という結論にたどり着きます。そうすると、選択肢は複数あるから、そこから先は自分で考えて、自分の判断で買う対象を決めてね、あくまでも投資は自己責任だからね、という結論を示すのが良心的ということになります。

でも、そんな正論はどうでもいいから、あなたはどの銘柄がいいと思ってて、どういう根拠をもとに買いと判断したのか、を皆さんは求めてるのかもしれない。

実際にブログ主の記事の中では、楽天の株を買うと判断した記事（楽天の株を買うかどうか、ゆるーく検討したブログ主の結論 - ゆるーくFIREを目指すブログ）が良く読まれてた、という事実もこの説を裏付けてるかもしれません。

ということで、同じ投資の素人として、ブログ主もこれからどんどん言い切ってみようと思いました。

そんな感じで、これからも、ゆる～く株式投資を楽しんでいきたいと思います。

では、また！

みなさんにオススメできるベストセラー↓

投資の対象から買い方まで、コレがイイ！と断言している点が特に良いと思います。