ゆるーくFIREを目指すブログ

のんびりとFIRE(経済的自立による早期退職)を目指す会社員が、日々感じたことなどを綴ります。FIREに向けた活動、株式投資、クルマ、お出かけ、美味しいもの、お得なこと、などに興味あり。リンクや引用はご自由にどうぞ。

青春を山に賭けた冒険家の話がおもしろすぎる件

こんにちは、ゆるーくFIRE準備中のブログ主です。前回、山歩きの話題を書いたので、それに関連して「自分のやりたいことをやろう。人生一度きり」をそのまま体現した人の名著を紹介します。

植村直己さん著:青春を山に賭けて

登山家であり冒険家でもある植村直己さんの出世作です。植村さんの著書はだいたい読みましたが、その中でもいちばん面白いと思いました。

学生時代に山岳部に所属して山の魅力に取りつかれた植村さんは、海外の山を目指してアメリカに渡ります。その後、5大陸の最高峰を登頂することになるのですが、カリフォルニアの農場で捕まったときのエピソードが特に印象に残ってます。労働ビザなしで働いていた植村さんは、不法就労で当局に拘束されて、日本へ強制送還されそうになってしまいます。そこで、植村さんのとった作戦が、英語が全くわからないふりをする、でした。世界の山を登りたいというだけの動機で働いている想いをぶつけたい。でも、それを説明できる英語力はない。そこで日本語通訳に来てもらうために、英語が全くわからない風に装ったというのです。その結果、想いは伝わり日本に送還されないように計らってもらえました。アメリカの懐の深さを感じるとともに、植村さんのとっさの機転には感心するしかありませんね。

その後のフランスのスキー場で働き、エベレストやキリマンジャロに登頂します。このあたりの話も面白い。行動力がある、というのはこういう人のことを言うんでしょうね。周りの人を巻き込んで自分のやりたいことを実現する人間力も相当なものなだったんだろうと想像します。

植村直己物語」というタイトルで映画化もされていて、西田敏行さんが主演されてますが、これも面白かった。原作の良さをうまく映像化してると感じました。

ということで、今日の結論:

やりたいことをやろう!人生一度きりだから