ゆるーくFIREを目指すブログ

のんびりとFIRE(経済的自立による早期退職)を目指す会社員が、日々感じたことなどを綴ります。FIREに向けた活動、株式投資、クルマ、お出かけ、美味しいもの、お得なこと、などに興味あり。リンクや引用はご自由にどうぞ。

投資未経験の会社員が投資を始めるときに知っておきたい話 (後編)

おはようございます。不肖ブログ主です
今日は、「投資を始めようとしてる会社員が知っておくべきこと」について、前回からの続きを書いていきます
前回は投資に値するのは、株と債券の2種類であり、それ以外は投資とは呼べないという話をしました
【前回記事↓】

今回は、どの株を買えばいいのか?
に対する答えから書いていきます

(いきなり答え)会社員が投資として買うべき株の対象は、

全世界インデックスファンド

です

細かい説明は省きますが、経済学的には、最も効率が良い(リスクを抑えた割にリターンが大きい)のは、「マーケット全体の縮小版をそのまま保有すること」と示されています。
つまり、銘柄選択など必要なくて、「全世界の株」が対象の「インデックスファンド(株の組合せ)」を保有すればいい、というわけです。

この全世界インデックス株で最も有名なのが、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」です。
これは規模が十分大きく、運用コストも最安レベルなので、広くみなさんにおすすめできます

さて、買うべき株も決まったところで、次はいよいよ本題の「会社員が選ぶべき投資方法」を示していきます

(結論)会社員がやるべき投資は、優先順に以下の通り

1位 確定拠出年金(企業型DC)の運用先を株に設定する

2位 iDeCo利用または、確定拠出年金のマッチング拠出

3位 新NISA枠を利用する

4位 従業員持株会


それぞれみていきましょう



やっぱり猫カワイイ(本文とは関係ありません)


【1.確定拠出年金の投資先を株に設定】
勤め先の会社がこの制度を採用してる場合は、これを目一杯有効に使うためには、「株100%」に設定してしまいましょう
この制度は、会社側が従業員の退職金として毎月ある金額を拠出するのですが、その運用先は従業員自身が選ぶ必要があるのです。
面倒がって何の手続きしないと、「定期預金100%」になったままで、拠出したお金は雀の涙ほども増えていきません。
ですので、今までの積立分とこれからの分も合わせて、株100%に設定してしまいましょう

「株とか、下がるかもしれないからイヤ」なんて考えなくて良いです。
10年以上積立てしておいて引き出すときにマイナスになってるケースはほとんどないので、ここは深く考えずに株にしておきましょう。
この制度のトクなところは、運用益に課税されないところです。通常は株の運用益は、その20%を税金で持っていかれる(国ってヒドい!)のですが、この税金を払わなくて良いのです
黙って株で運用しておけば、老後の遊ぶお金の余裕ができる可能性が高いです

【2.iDeCoまたはマッチング拠出MAX】
さきほどの確定拠出年金(企業型DC)では、基本的には会社側が積立てるのですが、そこに従業員からも追加して積立てすることもできて、それをマッチング拠出と呼んでます
これをやるとトクな理由は、所得控除されるから。従業員の拠出分は、所得税や住民税を払わなくていいのです。これは実にトクです。
通常、給与所得からは2割から3割の税金が引かれるのですが(税金って高いよね)、これが引かれずに積み立てることができるのです。
つまり、積立てした瞬間に、この税金分はトクしてると言ってもいいでしょう。もちろん運用益も非課税です。60歳になるまで引き出せない制約はありますが、メリットいっぱいなので、この制度の利用はおすすめです。
ちなみに、制度上マッチング拠出ができなかったり、iDeCoの方が積立て可能額が高い場合は、iDeCoで積み立てるのがいいでしょう。
これも所得控除プラス運用益非課税なので、とってもトクな制度です。
iDeCoを利用する場合は、自分名義の証券口座を開く必要がありますが、これからの時代に証券口座持つことは必須なので、この機会に口座は作っておきましょう。
証券会社選びについては、業界最大手のSBI証券楽天証券がいいでしょう。ネット証券の方が手数料も安いし、何よりも営業という名目の押し売りがないので、不当に手数料の高い金融商品を買わされることがなくて済みます

【3.新NISA枠で株を購入】
証券口座を開設した上で、iDeCoよりもっと投資したい!という場合は、新NISAの出番です。
積立て枠と成長投資枠のどちらでもいいので、余剰資金で株に投資しておきましょう。個別銘柄でもいいし、先ほどの全世界インデックス株でもいいと思います。
この新NISA枠で買えば、恒久的に運用益非課税なので普通に買うよりはだいぶトクです

【4.従業員持株会に加入】
最後に、自社に持株会があるなら加入を検討してみてもいいでしょう。従業員の購入額に対して、通常は会社側が補助を出してくれる(この補助金にまで課税する国、やっぱりヒドい‥)ので、この補助の分だけはトクします。
自社が将来に渡って成長しそうと感じるのであれば、いい投資先です。
まあ社員にとっては自社の良くない点が目につきやすいので、自社株を買う気にならないかもしれませんが、特に会社補助率が高い場合は、検討してみる価値はあるでしょう。

ということで、会社員が投資を始める場合に、トクする制度をあげてみました。
要するに、税金的にメリットのある制度をうまく使おう、という話ですね
参考にしてみてください
そして将来、この投資の成果をみんなで分け合えるといいですね
では、また!

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