こんばんは、不肖ブログ主です。
今日は、早期退職の強敵である「働かないことへの罪悪感」について書いてみたいと思います。
世間では「働けるなら働け」みたいなことを言う人がいます。「働かざる者食うべからず」なんて言葉も存在するようです。そんなこともあって、働かないのは悪いことみたいな空気を感じてる人もいるかもしれません。
しかし心配いりません。そんな空気は世の中には存在しません。技術者的には、測定できなくて数値で示されないものは存在を認めない、と言ってもいいでしょう。
ポイントはそんな世間の空気に流されて、何も考えずに働き続けるのが果たしていいのか?それで本当に後悔しないのか?ってところですね。
そして、この答えは明快です。
どちらにするにしても、
「自分で決めればそれでいい」
無職だとどうしても引け目を感じるし、世間体も悪いし、決まったやることないとなんか落ち着かない、と感じるかもしれません。ブログ主はこれまで長期の無職をやったことないんで、いざ退職したらそう感じるかもしれない。
でも、それも心配いりません、無職と呼ばれるのがイヤなら、書類の職業欄は「投資家」とでもしておけばそれでよし。そうです、我々はリスクを取って人や企業にお金を投資する勇気ある貴重な存在なのです。そう思っていればいいんです。
ヒトは全て生まれながらに自由な存在なのです。働くも自由、働かないも自由。
これまで労働で貯めた資本による不労所得で遊んで暮らすもよし、生活保護をもらってのんびり過ごすのもよし、親や配偶者の収入や資産で暮らすのもよし。もちろん働けるだけ働くのもよし。すべては本人が決めれば良くて、他人に迷惑をかけたり法に触れたりしない以上は、誰かに何かを言われる筋合いはありません。まあ他人の収入をあてにする場合は、その人の同意は必要になるかもしれませんけどね。
ということで、最後にブログ主の好きなミステリィ作家である森博嗣さんのキャラクタのセリフを引用しておきます。S&Mシリーズの3作目「笑わない数学者」から。この小説はラストシーンのセリフも美しい。
「一番下品な格言って知ってる?」
「働かざる者食うべからず、ですね?」
「そう、卑屈な言葉だよね。もともとはもっと高尚な意味だったんだよ」
「一日作さざれば、一日食らわず(※)」
(※)自分のすべきことができなかったので、その日は食事をしない、と自発的に律すること。人に向ってそうしろと言うのではなくて、あくまでも自分自身で自主的にそうする、ということ。
【ブログ主独自の解釈】
ヒトはみな働かなきゃいけない、なんて他人から言われる筋合いはなくて、言われて気にする必要も全くなくて、あくまでも自分の意志で働きたいなら働けばいい。すべては自分で決めればいいこと。
大事なのは自分で決めること。