ゆるーくFIREを目指すブログ

のんびりとFIRE(経済的自立による早期退職)を目指す会社員が、日々感じたことなどを綴ります。FIREに向けた活動、株式投資、クルマ、お出かけ、美味しいもの、お得なこと、などに興味あり。リンクや引用はご自由にどうぞ。

FIREが気になる人は必ず読むべき本に出会った話

こんばんは、ブログ主です。

FIREに興味があるなら必読と思える本に出会ったので、今日はその内容とブログ主の感じたことを記載してみたいと思います。

 

その本がコレ↓

DIE WITH ZERO

 

2023年初頭時点でかなりのベストセラーになっていて、本屋に平積みされてました。レビューの評判も良さそうだったので、購入して読んでみたところ、いくつか大事な気付きがありました。こういう気付きが1つでもあると、本を買って読んで良かったと思いますよね。

 

【お金は今しかできない経験に使おう】

なんとなく感じてはいましたが、こうして言葉にされるとイメージが明確になりますね。ブログ主も学生の頃、何度も長期海外旅行に出掛けましたが、当時思い切って親にお金借りてまで行っておいて良かったと今になって思います。

若い頃じゃないとできない経験は確かにあって、当時の経験と思い出は貴重な財産になってます。そして、その後の生き方や価値観に大きく影響したと思います。海外には若いうちに行っておくのが良い経験になるとブログ主は思います。

 

【死ぬときの資産はゼロにするのが理想】

人間いつ死ぬかわからないから、これを実現するのは難しいんですけど、日本にはとってもいい制度があるんで、この点では恵まれてると感じました。

その良い制度というのが、国民年金国民健康保険です。

日本の年金は本人が生きてる限りもらえる終身制度なので、受給額が生活費を上回っていさえすれば、それだけでDIE WITH ZEROを実現できるわけです。受給開始年齢を本人が決められるから、その点でも実に良い制度だと思います。

そして健康保険制度もとっても恵まれていて、高齢者は本人負担率が低い上に、高額療養費制度があるんで、いくら医療費がかかったとしても、個人負担の月の上限は大したことありません。特に年金受給者なら、最大でも月に数万円程度ですから、少しの蓄えや節約で十分カバーできるレベルです。

これらの制度、アメリカ人(この本の著者はアメリカ人)が聞いたら羨ましくて仕方ないと思います。向こうの医療費はべらぼうに高くて、民間の医療保険に入れない人は適切な医療を受けられなくて当然、という考え方が普通のようですからね。国民みんなが等しくハイレベルな医療をリーズナブルな保険料負担で受けられる日本の健康保険制度は素晴らしいと思います。この制度の実現に尽力された方々には感謝しかありません。

話が少しそれましたが、国民年金や厚生年金やiDeCoやNISAなんかを上手く利用すれば、DIE WITH ZEROを日本人が実現するのはそんなに難しくなさそうに思いました。

 

【やりたいことリストには実現したい時期で分類する】

人生のやりたいことリストをつくって、日々更新していくのは既にやってる人も多いと思いますが、この本の画期的な案は、それを達成する時期ごとに分けるべし、という点です。

人生のある時期でないと達成できないことは確かにある。その時期がなんとなく過ぎていかないように意識すべき、という点でとても有効なやり方と思いました。ブログ主の「人生でやりたいこと100のリスト」の達成時期を明確にしていこうと思います。

 

この本の結論として、「資産は早めに取り崩し始めるべき」となっており、非常に納得できる内容です。確かにその通り。なんとなく定年まで務めるのがいいかと思いがちですが、自分の人生を充実させるために、ある程度の資産があれば、仕事を辞める時期は本人の意志で決めて良い、ということですかね。

それに、人は永遠に生きられるわけではないので、資産をそれほど貯めてなくてもリタイアしていい、という点も重要かと思います。いわゆる4%ルール(年間支出の25倍の資産があれば、運用によって資産を減らさずに生活し続けられるとの考え)までは必要なくで、そこまで貯めるべく働き続けるのは時間がもったいない、という考えですね。これも納得の内容ですね。ブログ主のリタイア決断を後押ししてくれることになりそうです。

 

この本の全体を通じて感じた点ですが、これまでなんとなく感じてたことが分かりやすく説明されていて、FIREに興味ある人に限らず、すべての人にとって有意義な内容と感じた一冊でした。

 

ということで、今日の結論です。

「読書は人生を豊かにする。今日のあなたは過去10年間の読書体験からできている」(誰か有名な人の言葉)

では、また!