ゆるーくFIREを目指すブログ

のんびりとFIRE(経済的自立による早期退職)を目指す会社員が、日々感じたことなどを綴ります。FIREに向けた活動、株式投資、クルマ、お出かけ、美味しいもの、お得なこと、などに興味あり。リンクや引用はご自由にどうぞ。

宗教と科学について

先日の安倍元総理の銃撃事件が衝撃的過ぎて頭から離れません。犯人の動機のようなものが報道され始めましたが、どう考えても全く理不尽です。宗教団体に恨みを持ったものが、なぜ安倍さんの命を狙うのか。仮に政治家と宗教団体が深い関係にあったとしても、襲撃する正当な理由にはもちろんなりません。

これに関して、ブログ主がたまに視聴してるユーチューバーの失敗小僧さんが、独自の見解を出されてます。犯人は、宗教団体への復讐を計画して銃火器を作り始めたのかもしれないが、次第に襲撃先はどうでも良くなってきて、注目度の高い安倍元総理を狙うようになったのでは?との見解で、これもあるかもしれません。

いずれにしても、動機を正確に解明できたところで、もう元には戻れないし、今後同種のことを企てる人を完全に抑えることができるとは思えない。世の中に不満を持つ攻撃的な思想を持つ人をゼロにはできないでしょうから、この種類の事件を防ぐには、警備をしっかりするしかない。一般人なら「日本は平和だから」と油断してもいいけど、警備のプロは絶対に油断せず万全の体制として欲しいと思います。

さて、今日の本題はその宗教について。ブログ主には宗教にのめり込む気持ちは全く理解できませんが、一方で民主主義や資本主義はいい仕組みだと思ってます。現状では最も良さそうな社会の仕組みなのではないかと。このようにある特定の主義を支持する思想は、宗教を信じることの延長にある、と面白い解釈をされていた本がこちら↓「サピエンス全史」世界的なベストセラーですね。

ということは、ブログ主にも実は宗教心がしっかりあるということかもしれませんが、別にもっと信じているものがあって、それは「科学」です。科学はこれまで確実に人類を幸福にしてきたし、何より内容を検証して正しいことを証明できる。宗教の教義の多くが、誰かがそう言った、というだけなのに比べて、科学で確立されたものは、これまでに多くの検証や実証実験をクリアしてきたという違いがある。科学を理解して、その仕組みをうまく利用すれば、エアコンだって作れるわけです。夏になるといつも思うのですが、エアコンは全人類史の中で最も偉大な発明ではないでしょうかね。夏はエアコンなしでは生きていけないと思うブログ主です。

では、そんな科学を信じる理系の人は宗教にはまらないのかといえば、そんなことはないと示されたのが、オウム真理教の事件でした。優秀な理系学生が入信して、独自にサリンの製造をして大量殺人を企てたこれも衝撃の事件でした。ですので、単純に科学を信じる人は宗教にはまらない、というほど単純なものではなさそうです。

とはいえ、人として共通の常識的な宗教心、例えば先祖や故人を偲ぶといった、は持ち続けるとしても、過度な宗教への傾倒は徐々になくなっていくのが、これからの世の中の方向性ではないかと思ってます。人類の進化の中で宗教が重大な役割を果たしたことはあるとしても、今後はその影響力は少しづつ減っていくんじゃないか。いまの平均日本人の宗教に対する距離感くらいが世界のスタンダードになれば、世の中の争いやしがらみが減っていくのかな、とそんなことを考えた金曜日の夜でした。

そして、これからも世の中が少しずつでも良くなっていくことを期待したいと思います。

それでは、また。