ゆるーくFIREを目指すブログ

のんびりとFIRE(経済的自立による早期退職)を目指す会社員が、日々感じたことなどを綴ります。FIREに向けた活動、株式投資、クルマ、お出かけ、美味しいもの、お得なこと、などに興味あり。リンクや引用はご自由にどうぞ。

何が投資で何が投資ではないか、を考えた結論を書いてみる

こんにちは、ブログ主です。今日は、何が投資で何が投資でないのか考えてみたいと思います。というのは、ひとことで投資と言っても、株や為替取引のことを指す場合もあれば、ワンルームマンションなんかの不動産投資を指す場合もあって、いったい何を投資と呼ぶべきなのか、投資という言葉の定義をはっきりさせて、何が投資といえるのかを考えてみます。

以前、ノーベル賞を受賞された方がインタビューで、研究で業績をあげるために必要なものは何だと思うかと問われて、「言葉の定義をハッキリさせて議論すること」と答えられてたのを覚えています。おそらく、研究や理論の細かい中身を議論する際に、全員が言葉の定義を共有していないと議論が有効なものにならず研究が進まない、という意味のことを言いたかったのかと想像しますが、そのあたりの前提の説明がなかったので、インタビュアも「???」な反応だったような記憶があります。話がそれましたが、何が言いたいかというと、「投資」という言葉の定義をハッキリさせておかないと、ブログ主の言いたいことを正確に伝えられないのでは?と心配になったということですね。

「投資」を辞書でひくとこうなってました

→「利益を得る目的で事業・不動産・証券などに資金を出すこと」

なるほど、事業投資ってのは、会社の儲けの一部を工場や生産設備なんかにまわして、それを元にもっと儲けを増やそうとする行為ですかね。まあこれは、会社なんかの組織がやることであって、個人にはあまり関係ないと言えるでしょう。

次に不動産投資ですが、これを個人がやる投資と呼ぶことには、ちょっと違和感がありますね。というのは、不動産の賃貸なんかは、完全にビジネスというか事業ですよね。土地やアパートを準備して、入居者募集して、メンテナンスして、その対価として賃料を得る。そうして得たお金が使ったお金よりちょっと上回って利益が出る。確かに一日中働かなくても副業としてできる仕事かもしれませんが、これって完全に仕事なので、投資と呼ぶのは適切ではない、ということになります。

次に為替(ドルやユーロ)や金(ゴールド)を買う行為。これも投資ではありません。なぜなら、外貨やゴールドは持ってるだけで利益をもたらしてくれることはないからです。上がる可能性はありますが、下がる可能性もあって、長期的に上がり続けるわけではない。この「原理的に上がり続ける仕組みのもの」かどうかがポイントです。他の貴金属も仮想通貨も考え方は同じで、日本円をその時の時価で別のものに替えているだけ、それが為替やゴールドを買うということです。商品先物なんかもこの部類に入りますね。

余談ですが、ブログ主は原油先物に手を出して失敗したことがあります。実際に失敗したのはブログ主ではなくて、野村證券の運用担当者なのですが、損をしたのはブログ主↓

 

そして、最後に株式証券ですが、これは間違いなく投資と言えるでしょう。なぜなら、その預けたお金をもとに、会社が事業をやって、儲けを出して、その一部を配分してくれる仕組みだからです。配当という形で還元してくれたり、次の事業に投資して売上を上げて、会社の価値を高めてくれて、株価が上がったりします。もちろん経営に失敗して破産する会社もありますが、株式会社全体では、これまで長期に渡ってその価値をずっと増やしてきているのです。

とここまできて、ようやく結論が見えてきました。お金を増やす目的で資金を預ける投資と呼べるのは、株式投資、ということになります(子供の教育やなんかの人への投資は除く)。長期的にみて資金を増やそうとするなら、株式にこそ投入すべき、というのが本日の結論ですね。

最近、岸田首相が「一億総株主」と言い出して、総スカンをくらったような感じになってますが、ブログ主は株を買うきっかけとして悪くないと思ってます。株主というのは、資本主義社会のトップに位置する存在といえるので、「労働者のみなさんも株を所有すれば、資本家側になれるんですよー」というメッセージと捉えれば、悪くないですよ。

ということで、本日2つ目の結論は、株主になってみようー!でした。

では、また!

株主の楽しさを小学生にもわかるように説明してみた↓