こんにちは、FIRE目指してゆるーく資産運用中のブログ主です。今日はヤフーニュースの記事「岸田首相が掲げる一億総株主化にSNSに憤怒の声」について考えてみたいと思います。
【記事の内容まとめ】
日本は諸外国と比べて貯金の割合が高く、投資の割合は低い。これを「貯蓄から投資へ」シフトさせようという政府の方針。そのキャッチコピーが「一億総株主」ということのようですね。で、これに対して、多くの批判がある、というのが記事の内容です。
「持ち株ゼロ」の岸田首相が掲げる「1億総株主化」にSNSで憤怒の声(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/8539ab98591e8297ed0952f3708c56eff4973127
ブログ主としては、個人資産を投資へ振り向ける方向性はいいと思うし、税制改正などで投資しやすい環境を整備してもらうことは賛成なのですが、世間の多くはそう思ってないという所が面白かった。ヤフー記事に対する書き込みコメントが、必ずしも世論をそのまま示しているとは限りませんが、多くの賛同を得ている意見は以下のような感じでした。
1.庶民には投資するような余裕資金なんてない。所得を増やす政策の方が先だろう
2.投資したからと言って必ず増えるとは限らない。国はそんなものを勧めるのか
3.株って素人は損するでしょ。プロの機関投資家に勝てるはずがない
4.まずは岸田首相自身が株を買ってから言え
5.金融所得課税の話と矛盾してる。政策に一貫性がない
6.経済成長してない日本株なんて買えない
うーん、これが日本人の主な反応なのだとしたら、実にもったいないですね。
それぞれみていきましょう。
1の投資資金のない人は、確かに投資できませんね。所得を増やすか節約するかして、まずは余裕資金をつくってからの話になります。
2と3は、株式投資を正しく理解してないと言えるでしょう。絶対に元本割れしたくない人にとっては、確かに投資のリスクはイヤかもしれませが、そこまで元本割れを恐れる必要もないと思います。仮に失敗したとしても、しょせんお金を損するだけの話で、平均すれば確率的には増えるのですから、それにベットしない手はない。株の世界ならプロに対しても不利なく闘える理由は過去記事で記載してます↓
株式市場でならプロと勝負できる理由 - ゆるーくFIREを目指すブログ
4は確かに岸田首相が投資してない時点で説得力には欠けますが、政策と個人の選択は別の話。いい政策なら乗ればいいだけの話です。ここで岸田さんが「わたしも今から投資始めます」と言えば、実に説得力が出てくると思いますけどね。どうですか、岸田さん、投資を始めて、我々の側に来ませんか?
5は確かに矛盾していて一貫性もないとは思いますね。この政策の良し悪しは別の話ではありますけど。
6もそのとおり。現時点では、成長市場としての魅力はアメリカに負けてると思います。税制メリットなどで日本株保有の利点をどこまで示せるか、注目していきたいと思います。
ちなみに、日本人の預貯金の合計額は約1000兆円。日本株の時価総額合計が750兆円。仮に預貯金のうちの30%が日本株に流入するとしたら、日本の株価は約4割上がることになりますね。そう考えると、すごい額ですね、日本人の預貯金。
そんなわけで、本日のブログ主の結論ですが、「貯金があるのに投資してない人は損してる。自分が損してることに気づいてないのがもったいない」です。
そんな一般の人たちが、投資のメリットに気づき、それを享受できるようになれば、既存の株主も含めて、みんなが金銭的メリットを得られるのではないでしょうか。また岸田首相のせいで株価が下がっているのなら、それは逆に今が買うチャンスということでもありますよね。
ということで、みんなで株買って、目指せFIRE!
それでは、また!