ゆるーくFIREを目指すブログ

のんびりとFIRE(経済的自立による早期退職)を目指す会社員が、日々感じたことなどを綴ります。FIREに向けた活動、株式投資、クルマ、お出かけ、美味しいもの、お得なこと、などに興味あり。リンクや引用はご自由にどうぞ。

安倍元総理の銃撃事件について

こんばんは、今日はこのショッキングな事件について思うところを記載したいと思います。特にブログ主のオリジナル意見や役に立つ情報はありませんが、取り上げないわけにいかない重大事件だと思いますので。

 

まず、容疑者とその動機、これが理不尽すぎる。ある宗教団体に家庭を滅茶苦茶にされた逆恨み、が本当の動機だとしても、安倍さんを襲撃する正当な理由にならないことは言うまでもない。そもそも人を襲うことに正当な理由など存在しない。

でも、こんな理不尽なことを考える人をゼロにすることもおそらくできない。いつかどこかで必ず発生する。

だから、このような事件を防ぐためには、警備をしっかりするしかない。いくら計画しても実行できないようにするしかない。

様々なメディアなどで取り上げられているように、襲撃されたときに警備対象の安倍さんの背後側を警戒している警備スタッフはほとんどいない。犯人が背後から近づいて来ていても、それに反応している警備スタッフもいない。一発目が発射されてから、ようやく周りを見渡している状況で、これはプロの仕事とは全くいえない。少なくとも一発目の音が聞こえた時点で、すぐに警護対象者を護る行動を取らなければならない。

以上、ブログ主が書くまでもなく、警護に問題があったことは間違いない、それも、取り返しのつかない致命的なミス。反省して見直して今後改善します、というだけで済む話ではないが、改善対策を強く望みたい。

 

ブログ主は、海外のそこそこ危険とされるエリアに居住していたことがある。外務省の危険レベル1なので、それほど大したことではないが、日本よりはかなり怪しい雰囲気のところも多い。

印象的なのは、ショッピングモールなどにいる警備員の迫力が日本の比ではないこと。腰に大きな銃をぶら下げて、防弾チョッキを着た複数の大男が睨みを効かせている。日本の警備員と違って、何かが起こることを常に想定しているかのようで、これを見習うべきと言うつもりはないが、安全を確保するために多くのコストがかかっていることは実感できた。

現地に赴任した際には、頻繁に振り向くなどして常に周りを注意してることをアピールすること、時計などアクセサリーは身に着けないこと、ラフな格好をすること、などを注意された。実技を含む安全講習もあり、銃を突きつけられた場合はどう行動すべきか、など実践的な内容であり、これは今後生きていく上で役に立つと感じた。

また、これは講習にはなかったが、近くで大きな破裂音がした場合は、すぐに身体を低くすることは心掛けていた。

それほど安全に気を遣わなくても良いのが日本の良いところではあるが、あまりに安全の意識が低すぎる点は気になる。一般の人はそれで良いかもしれないが、少なくとも警護のプロは、海外の警護員と同様の装備や緊張感で臨んでもらいたいと思う。

 

以前、安倍首相を乗せた車列が、ETCゲートが開かずに急停車した先頭車両に追突事故を起こしたというニュースがあった(調べたら2013年の出来事)。このときも、先頭車のETCカード不備というゲートが開かなかった原因はともかく、ゲートが閉じたからといって律儀に停車しようとした運転手の判断が問題とされた。この車列の目的は要人を安全に移動させることにあるのだから、閉じたゲートなど無視して突っ切るべきで、車列を停止させてはならない、となったはず。この事例からも日本の警護の甘さがわかるが、その後しっかりと対策はされたのだろうか?

いずれにしても、今回発生した事件は、大変な重要人物を失ったにとどまらず、重大な国益損失であると思う。絶対に二度と同じことが起きないように確実な対策を関係者に要請する。

 

最後にもう一度、安倍さんには、これまで日本を良くすることに尽力いただいたことに改めて感謝の意をお伝えして、ご冥福をお祈りしたいと思います。

ありがとうございました。

そして、お疲れさまでした。