こんにちは、個別株大好きブログ主です。
今日はいま注目の銘柄「大阪チタニウム(5726)」を買うかどうか検討してみたいと思います。本日(2022年7月5日時点)の終値で3030円ですが、前日比で、433円(+16.7%)の大幅な上げとなってます。
まずは、株価の推移はこちら↓
【大阪チタニウム】最近2年の株価推移
今年1月のウクライナ紛争を起点に急騰してます。22年7月初旬時点で、半年前の4倍くらいの株価になってます。経済制裁によるロシアのチタン会社の代替需要を見込めるとの思惑から、株価急騰しているようですね。
そして、ここ10年間の業績です↓
【株価指標(22年7月時点)】
・PER:赤字のため算出せず
・PBR:3.7倍
・配当:0円
ここ2年間赤字で、現在無配当です。
お世辞にも好業績とはいえません。
ちなみにこの会社、2006年頃に株価急騰して、その後急落してもとの株価に戻った過去があるようです。最高値は14000円を超えてました。当時の状況を調べてみると、チタン需要の拡大で業績改善し、2004年からの2年間で利益は10倍以上に増加したようですね。1株利益が300円以上まで伸びたようですので、PER30倍として、株価9000円くらいは妥当だったようです。それ以上の部分は、期待先行という感じだったのかもしれません。
今後の業績見通しですが、会社側は来季予測をまだ開示していません。ですので、この半年間の株価上昇は、マーケット側の予測(期待)だけで上げている、ということ。今後、マーケットの予想を業績が上回れば株価は今以上になるでしょうが、予想より下なら下がることになります。この会社の次の決算発表は、8月4日ですので、ここで大きな株価の動きがあるかもしれません。
その業績予測ですが、正直ブログ主にはまったくわかりません。ウクライナ紛争の今後も、ロシア制裁の影響も、それによるチタン需要の変化や、その結果のこの会社の業績も、わかるはずがありません。そんな中あえて言うと、一株当たり利益300円くらいは、十分可能性あるようにも思います。その場合、株価10000円もありえそうです。一方で、業績がほとんど上向かなくて赤字続きの場合は、最後には倒産(株価ゼロ)の可能性もなくはない。まあ、倒産するとしても、それまでは最短でも5年以上はかかるとは思いますが。
言えることは、今の株価から3倍以上の可能性もあるし、1/3以下に戻る可能性もある。
先日紹介したヤマダHD(9831)のように、配当優待良好な安定経営の会社とは異なり、この会社の株を買うのは、かなりギャンブル性が高いといえます。堅実に確実に資産を増やしたいブログ主としては、今回はこの株の購入は見送りますが、そんな株が好きなチャレンジャーの方は、購入してみると面白いかもしれません。
ただし、このような期待先行の株価は、期待が高まりすぎたと大勢が感じた時点で、一気に下げに転じることがよくありますので、買う場合は手放し時の見極めが肝心です。優良安定株のようにいちど買ったら放置、ではなく、いかに高値で自分だけが売り抜けるか、という勝負になるケースが多いので、買ったあとも気を抜けません。そんなスリルも含めて楽しめるギャンブラーの方は、この波に乗ってみても面白いのではないでしょうか。もしも最高値付近でうまく売り抜けられたら、さぞかし気持ちイイことでしょう!
ちなみに、この大阪チタニウムと同業種で、「東邦チタニウム(5727)」も似たような株価推移していて、半年前からは2倍以上の株価になってます。この両社は、会社規模も似てますが、近年の業績は、東邦チタの方が安定してますね。利益も配当も出してます。ですので、こちらの方が、ややリスクは低いかと思います。そこまでのギャンブラーじゃない方は、こちらを選ぶ方が無難かもしれません。
ということで、今日はギャンブラーの方には面白い株の紹介でした。この先どうなるか、根性のないブログ主はただ見守りたいと思います。
この道をゆけばどうなることか。
危ぶむことなかれ。ゆけばわかるさ!
それでは、また!
チタンのキレイな焼色のタンブラー↓
バイク好きの方への贈り物にいいかも