ゆるーくFIREを目指すブログ

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ブラジルで日本人が運転免許を取得して、ますますブラジルを好きになった話

こんばんは、ブラジル大好きブログ主です。

今日はある日本人がブラジルで運転免許を取ったときのお話です。ブラジルは日本ほど公共交通機関が発達してないので、自由に行動するには運転免許必須です。日本の国際運転免許証はブラジルで有効ではないので、ブラジルで運転するには現地の免許を新たに取得する必要があるのです。

その理由は、日本がブラジルの免許証では運転できないようにした(日本在住ブラジル人の交通事故が多発したためと言われている)ので、それと同じ措置を取るということみたいですね。ビザの扱いなんかと同様に、ブラジルとしては大国のプライドもあるんで、一方的に便宜をはかることはしない、ということかもしれません。

ここからは、ブラジルで運転免許証を取得したときのブログ主の体験を書いてみます。地域や時期によっても異なるはずですので、あくまで一例としてお読みください。

現地での住所が確定したら、まずは免許取得の申請を行います。もちろん現地のコーディネーターに依頼して、本人はついて行って言われた通りにするだけです。次にドクターの面談がありますが、これが最大の難関かもしれません。「麻薬やってませんか?」とか「急に気を失ったことはありませんか?」みたいなことを聞かれるだけなんですが、当然ポルトガル語です。通訳兼コーディネーターの方が同席してくれればいいんですが、これができる時と出来ない時があって、その現場での判断になるようでした。ブログ主の場合は、最初ダメだと言われて困っていたところ、うまく話をつけてくれて途中から同席してもらえ、問題なく済ませることができました。

他に視力検査や知能検査みたいのがありますが、交通ルールの試験はなし。日本の免許があれば免除される仕組みのようでした。

そして最後は実技試験ですが、ここまで来るのに4ヶ月くらいかかってます。行政手続きの非効率さは普通じゃありません。日本の行政も何かと批判されがちですが、ブラジルに比べたら超絶合理的&スムーズだと思います。

さて、その実技試験ですが、日本に比べると恐ろしくシンプルなものでした。車両は現地のコンパクトカーで、マニュアルシフトなのでそこだけは慣れが必要ですが、コースは住宅地のある一角を一周するだけ。

クルマに乗り込み、シートとミラーを合わせて、エンジン始動したら合図出して発進。このあたりは日本と同じ。そしてまずは縦列駐車。ここがイチバンの難関だったかもしれません。車両によってハンドルを切るべき目印が変わりますからね。

発進したら2速までいれて、次の角で一時停止。左折して、次は指示された場所で道路右端に寄せて停車。また発車して次の角を左折。また次を左折して直進すると元の場所に戻って、停車して終了。最初以外はずっと1速で、走った距離は200m程度です。「いやー、上手だねー。僕よりうまいよ」というジョーク混じりのお褒めの言葉を試験官からいただき、無事合格となりました。

それからさらに2ヶ月ほどして免許証が届きました。クルマは会社が用意してくれたコンパクトカー。小さいクルマに乗ってる方がお金持ってなさそうに見られて、トラブルになりにくい気がするので、これもよし。これでどこへでも自分の意志で出かけられるようになりました。移動の自由を手に入れた、というヤツです。

 

このあと、このクルマでいろいろ出掛けることになります。サンパウロ近郊の自宅からサントス近くのビーチやリオデジャネイロクリチーバなどなど。そして、ブラジルとの関わりが深くなるにつれて、どんどんブラジルが好きになっていきます。これはブログ主だけではなくて、同僚の日本人たちも同様だったと思います。少なくともブログ主の周囲の日本人でブラジルを悪く言う人はいませんでした。

例えば、ブラジル人のプロサッカー選手が来日して、しばらく経つと「ブラジルに帰りたい」ということがよく発生します。これって、普通の日本人感覚的には理由がわかりにくいかもしれません。ブラジルって日本ほど発展してないし治安も良くないし、日本に住む方がいいに決まってるじゃん、と思いがちかもしれません。

でも、ブラジルに住んだ経験から、ブログ主にはその理由が少しわかる気がしました。ブラジルはあったかいんですよね。気候も人も。ずっと住んできたあのコミュニティが楽しくて快適なんだと思います。昼夜関係なく、地元の仲間や家族と集まってビール飲みながら楽しそうにおしゃべりしてる光景をよく見かけました。そんなに裕福そうではなくても、思いっきり楽しそうには見えました。そうだよねー、そんな生き方もいいよね、と少し羨ましく思いました。ただ、もちろん貧困とそれに起因する犯罪なんかはなくなって欲しいとは思いますけどね。

 

ということで、ブラジル人は人生楽しんでたけど、日本人も負けずに楽しもう!というお話でしたー。

では、また!

 

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