ゆるーくFIREを目指すブログ

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走れば走るほど課税「走行距離税」は本当に悪法なのか?を考えたら思うことがいろいろ出てきた

こんばんは、ブログ主です。

今日は、クルマの税金の話。

先日、税制調査会の中で、走行距離に応じて課税する必要性について議論がされたとの記事がありました。

こちら↓


日本の交通を破壊する「走行距離税」 クルマ社会・物流企業を直撃、自民・三原じゅん子氏も「課税はやばいよ」の心情か(Merkmal) - Yahoo!ニュース

 

記事の論調は、現在でも高いクルマの税金をさらに上げるなんてとんでもない、走行距離の多い地方在住者を狙い撃ちした増税で受け入れがたい、と言う感じです。でもブログ主的には、この税金は考え方としては合理的だと思いました。

クルマ関連の税金でいま不公平なのは、電気自動車(以下EV車)が、ガソリン税を一切払ってないことです。このEV車からも相応の負担をしてもらうと言うなら、それほど変な話ではない。もちろん、走行距離税を導入するなら、ガソリン税は廃止する前提です。ダブルでの課税はありえないけど、置き換えならまあアリかと思います。だって、いまガソリンで走ってるクルマは、既に走行距離相当の税金(=ガソリン税)を払ってるわけですからね。これが妥当な額に収まるなら、走行距離税そのものには反対しなくてもいいんじゃないでしょうか?後はその額が適切かどうか、が論点になるでしょう。

 

【関連する当ブログの過去記事】↓

 

さて、どれくらいの走行距離税なら適切か、ざっくり計算してみます。いま年間8000km走ってて、平均燃費16km/Lなら、年間のガソリン使用量は500L。ガソリン税は1Lあたり56円だから、年間で28000円の走行距離税を払ってることになります。28000円/8000km=3.5円/km。つまり、仮に1kmあたり3.5円の走行距離税なら、燃費が16km/Lよりいい車に乗ってる人(EV車含む)にとっては増税、それより燃費の悪いクルマの人にとっては減税になります。なので、この走行距離税は、その税額によっては必ずしも増税にならないし、EV車からも走行距離に応じた税金を回収できるという点で、それほど悪い話ではないとも言えます。

一方で、クルマを所有すると、走行距離に関わらず、重量税(車検ごとに払わされるやつ)や自動車税(毎年4月に払わされるやつ)もあります。確かにその車両の重量によって道路のメンテナンス費用も変わってくるので、重量に比例した税金も考え方としては、まあ理解できます。自動車保有に税金をかけるのも、まあ考え方としてはわかる。

問題は、これら自動車関連の税金が高すぎる上に、一般財源(道路整備以外にも何にでも使える)となってる点にあります。走行距離や車両重量に応じて払った税金を、クルマとは何の関係もない公務員の給料や福祉に使われなきゃならないんですかね?

これらの自動車関連の税金は、以前は道路特定財源として、道路整備などに使途が限定されていました。それがいつの間に一般財源化ですよ。全く根拠がわからないし、不公平としか言いようがない。

道路特定財源にしたら際限なくムダな道路が作られるというなら、必要な道路とメンテ費用に合わせて税額を調整する仕組みを作ればいいだけのこと。ともかくこの一般財源化は、圧倒的に不公平で自動車ユーザーから不当に余分な税金を搾取する仕組みだと断言しておきます。

そもそも、日本の道路はキレイに整備し過ぎ(お金かけすぎ)だとも思います。あの高速道路の完璧すぎるくらいにフラットな路面はちょっとやり過ぎじゃないですかね?最近できたバイパスなんかも、必要以上に立派な道路を作りすぎのように思います。もう少しコストパフォーマンスを考えて、費用節約してもいいんじゃないでしょうか。

 

以上をまとめると、

・走行距離税は公平観点の考え方としては悪くない(もちろんガソリン税は廃止する前提)

・重量税と自動車税も考え方は理解するが、額が高すぎるから適正レベルにすべき

・自動車関連税が一般財源化されたのは、全く意味不明で受け入れ拒否すべき案件

・以上の不公平を一掃する抜本的な自動車税の改正案であれば、国民に受け入れられるかもしれないので、不公平なく、妥当な金額のちゃんとした税制にしてください

 

今日はクルマの税金についての話題でした。しかし、注文したジムニーシエラ、いつ納車されるんだろ・・

ということで、また!