ゆるーくFIREを目指すブログ

のんびりとFIRE(経済的自立による早期退職)を目指す会社員が、日々感じたことなどを綴ります。FIREに向けた活動、株式投資、クルマ、お出かけ、美味しいもの、お得なこと、などに興味あり。リンクや引用はご自由にどうぞ。

石油王になり損ねた話

いま原油高が話題になっていますが、その原油で石油王になりそこねた過去のあるブログ主でございます。時は2年前、コロナショック直後のことでした。当時たまたまキャッシュポジションが多めだったわたくしは、安くなった株価を眺めながら、どれを買おうかなぁと日々物色に明け暮れていました。そこで気になっていたのが妙な理由で異常に安くなっている原油価格でした。確か、サウジとどこかが意地の張り合いみたいな状態で需要は減ってるのにお互いに減産しなくて、どんどん価格が下がって行ったような記憶があります。

そんなときにゴルフ仲間で個人投資家のおっちゃんから原油ETFというのがあることを聞き、それを買うことにしました。買うたびに少しずつ下がって行きますが、下がるたびに気にせずに買い増ししていきます。なにせ、コロナショックと子供のケンカみたいな理由が重なって、本来の価値よりも相当安い価格になっているわけですから、いずれ元の価格に戻るのは確実なわけで、遠慮することはありません。いま思い返しても、このときの判断は実に適切だったと思います。

そんなある日、買っていた原油ETFの価格が突然半値になりました。確か原油先物の価格が一時的にマイナスになったタイミングだったと思いますが、突然の暴落に慌てた運用担当者が、だいぶ先の期先物に乗り換えた(ロールオーバー)ためのようでした。その後数日すると原油価格は持ち直したのですが、底値のときに期先物に乗り換えた野村ETFの価格は当然下がったままです。簡単に言うと、暴落したので怖くなって慌てて売ったので損した、ということですね。違いますかね?野村の運用担当者さん。

ということで、石油王になり損ねたお話でした。まあ、その半値になったときには、わたしも怖くなって買えなかったし、半値になった後もずっと持っていれば、今頃は買値の2倍くらいにはなっていたのはずなので、野村のチキンな運用のせいだけではありませんが、こんなチャンスは次はいつ来るのかなぁ、と原油価格高騰のニュースを見るたびに残念な気持ちになるブログ主なのでした。